こんにちは、鍼灸整体院 吉祥寺悠心堂の稲田です。
今回は「四十肩・五十肩と整体」をテーマに書いていきます。
四十肩と、五十肩。
なにがちがうの？
一緒です。
年齢が40代で発症したら四十肩。
50代で発症したら五十肩。
加齢にともなって出てくる肩の症状です。
早い人なら30代でも発症しますね。
デスクワークなのか、とか、運動の習慣があるのか、などでかわってきます。
肩は腕のつけねにあたる部分です。
腕があれだけ自由に動くのは、それだけ複雑な構造になっているということです。
たくさんの筋肉が張り巡らされているのですが、それらの筋肉がからまってしまっているとイメージしてください。
実際にはからまることはあり得ないのですが、じゃあ実際には何が起こっているのかというと。
そのたくさんの張り巡らされている筋肉が癒着して固まってしまっているんです。
その状態はあたかもからまってしまっているような感じなんです。
しかもそれがデスクワークで座っているときの肩の状態、すなわち「巻き肩」の状態で固まってしまいます。
だから寝ているときに痛みが出ることがあるんです。
座っている姿勢の肩の状態と、寝ている姿勢の肩の状態はちがうからです。
座っている姿勢のまま固まっているということは、そのまま寝ると肩に無理をかけていることになりますからね。
そりゃ悲鳴をあげたくもなります。
炎症がおさまれば自然と治ることもあります。
でも、からまり（癒着）がひどいと、肩が上がらなくなることもあります。
整体で直すには、そのからまった筋肉を丁寧にほどいていくような施術をおこないます。
でも癒着してへばりついているものをはがしていくことになりますので、けっこう痛いです。
またそのときの筋肉の状態によっては、時間を要することもよくあります。
ひどい四十肩・五十肩は、整体しても筋肉が頑固にかたまりすぎていてぜんぜん反応してくれないことがよくあります。
長い期間をへて、また加齢にともなっておこるものでもありますので、回復にはそれなりの時間がかかる場合も多いんですね。
すぐ改善する人もいるんですけどね。これは個人差が大きくて、整体してみないとわかりません。
それでも何もしないでほおっておくと、なかなか改善しないのも事実。
やっぱり整体はしてほしいなぁと思います。
