こんにちは、鍼灸整体院 吉祥寺悠心堂の稲田です。
今回は「CM関節症(中手手根間関節症候群)」について書いていきます。
CM関節症っていうのは、手の親指の付け根が痛くなる症状のことです。
女性で、体の線が細くて関節の柔らかい人に多いと感じています。僕の経験的に。
包丁で硬いカボチャを切ったり、料理が入っている重いフライパンを持ち上げたりすると、親指にはすごく力が入ります。
でも筋力が弱かったり、関節が柔らかかったりすると、その力を支えきれなくて親指の付け根の関節、CM関節がズレたりするんです。
CM関節症の痛みは、「CM関節がおかしくなってる」よって教えてくれている体からのSOSサインです。
なのでCM関節症を治すのってそんなに難しいことではなくて、DM関節のズレを直して
あげればいいだけなんです。
でも時間が経っているCM関節症は、CM関節まわりの靭帯がガチガチになっていて一筋縄ではいきません。
ガチガチなのを緩めるのには時間も回数もかかります。でもゆるむし直っていきます。
そうしてCM関節の異常を直してあげれば、異常をお知らせするSOSサインである「痛み」は消えていきますよ。
でもあまりに長期間にわたってのCM関節症の場合、関節の変形が起きてしまっていることもあります。
変形までしていると、その変形を直せるわけではないので「完全に元通り」というのは難しいかと思います。でも痛みの軽減は可能だと思います。