こんにちは、鍼灸整体院 吉祥寺悠心堂の稲田です。

今回は「筋膜」をテーマに書いていきます。

 

最近、筋膜(きんまく)というのをよく聞くようになりました。

筋膜リリースとか。

 

筋肉を包んでいる薄い膜です。

筋膜によって、隣同士の筋肉がこすれないようになっています。

 

このようにそれぞれの筋肉を守り、それぞれの筋肉がきちんと働けるようにしている筋膜。

でも、この筋膜自体が炎症を起こしたあとに癒着して悪さをすることがあります。

 

例えば「ふくらはぎ」の筋肉。

正式な名前は「下腿三頭筋」といいます。

 

片方はアキレス腱で一つにまとまっていますが、反対側は三本に分かれてひざの裏についています。

さらにその両脇に、後脛骨筋や腓骨筋といったものもあります。

 

これらの筋肉の筋膜が癒着して、あたかもふくらはぎの筋肉がこんがらがっているような、そんな状態になっていることがめずらしくありません。

これがひざの痛みや、足首の不調の原因となることがあります。

 

整体ではこのあたかもこんがらがっているような筋肉をほどいていくように施術していきます。

筋肉と筋肉の間に指を入れて、筋膜の癒着をはがしていくんですね。
 
 

今回はふくらはぎの話をしましたが、これは全身どこでも起こります。

筋膜は頭のてっぺんから足の先まですべてが関連しあっています。

 

この筋膜が天然のテーピングのようになって、体を変な形で固定してしまうんです。

僕の整体は、この筋膜をきれいにはがしていって、体が本来の形になるようにしていきます。