こんにちは、鍼灸整体院 吉祥寺悠心堂の稲田です。

今回は「股関節」をテーマに書いていきます。

 

脚の付け根。

胴体と脚のつなぎ目が股関節です。

 

骨格の構造は非常にシンプルです。

動きも360度、クルクルと回るけど一点を支点として動くだけなのでこれも意外とシンプル。

 

ただしこれは「正常であれば」という注釈がつきます。

動きも一見シンプルではあるのですが、360度クルクル回すためには筋肉は複雑についています。

この筋肉になにも問題がないのであればシンプルに動きます。

しかしこの筋肉のどこか一部だけでも癒着があれば。

それはもうおかしな動きをするようになるわけです。

 

脚を組んで座っているとき。

股関節はねじれるようになっています。

 

座るというのは長時間になることも多く、このねじれた状態で股関節まわりの筋肉が癒着してしまうことがあります。

そうなってしまうと、立ったときに股関節は素直にまっすぐになることができなくなります。

 

それが股関節そのものを傷めることもあります。

しかしこれが膝にも影響することがあります。

 

股関節がねじれるということは大腿骨がねじれるということ。

大腿骨の上は股関節ですが、下は膝です。

股関節がねじれるということは、膝もねじれているんです。

そんな状態で歩いたりしていると、、、膝が痛くなってもおかしくはないですよね。

 

股関節が正常であるかどうかを見極める方法は、クルクルときれいに回るように動くかどうか、動かしてチェックする。

異常があった場合は、仰向け・横向け・うつぶせと、いろんな体勢で股関節にアプローチしてまわりの筋肉の癒着をはがしていきます。

そしてまたクルクル回してチェックする。

 

体の構造上、股関節と腰はセットのようなものです。

なので腰痛の治療にも、この股関節は重要になってきます。