こんにちは、鍼灸整体院 吉祥寺悠心堂の稲田です。
今回は「顎関節症」について書いていきます。
顎関節症とはどんな症状なんでしょうか。
文字からは、顎(あご)の関節に症状がある、ということになります。
顎の関節は耳の穴の前にあります。
そこに手を当てて口を開いてみてください、骨が動いているのがわかると思います。
口を大きく開くと、指三本分の幅まで開くのが正常です。
しかし顎関節の動きが悪くなるとこれが指二本分しか開かなくなります。
ひどい場合は一本分なんてケースもあります。
顎の骨は、頭の骨にブランコのようにぶら下がっている構造になっています。
筋肉でぶら下げているという感じです。その筋肉が動くことで口を開いたり閉じたりできます。
姿勢や頚椎のゆがみがあると、ぶら下がっているだけの顎の骨がかたむきます。すると左右で動きが変わってきます。
また、虫歯があるなどして、ご飯をどちらか片方だけで噛むというようなことをしていてもかたむきが生じます。
顎関節症は歯の噛み合わせが原因と言われることも多いですが、このように顎の骨がかたむいてしまうと当然噛み合わせも狂ってきます。
顎の骨がかたむき、顎関節の左右差が生じると、噛み合わせは軽く5㎜〜1㎝歯ずれる可能性があります。
これをマウスピースで調整しようとするわけですね。
さらに「くししばり」哉「歯ぎしり」などがあると顎を動かす筋肉がよりかたくなり状態が悪化します。
顎関節症は軽度なものなら、整体的には直すのは簡単です。
顎をぶら下げている筋肉をゆるめ、頚椎のゆがみを直し、口を開け閉めしながら関節の動きを調整します。
重度なものでも