こんにちは、鍼灸整体院 吉祥寺悠心堂の稲田です。

今回は「考え方」をテーマに書いていきます。

 

コナンくんは言いました。

「真実はいつも一つ!」

 

たしかに起きた事実は一つでしょう。

しかしその事実の見方はひとそれぞれです。

 

だからこそ争いが起こる。

 

本当に、見えている正解は人それぞれで、同じものでも人によって全然別のことになりえるんだなぁ、と思います。つくづく。

 

こういうことは体でも起こります。

 

たとえば「腰が痛い」という症状。

これをお医者さんでは「脊柱管狭窄症」と言われたとします。

 

その人は病院に通っていたけどその腰痛が良くならなかったとします。

そして整体に来てくれた。

 

そういう場合、最初のヒアリングでは、

「脊柱管狭窄症で、~」という話しになります。

 

僕の場合は、別に脊柱管狭窄書を改善させるための施術をするわけではありません。

「腰が痛い」という悩みを解決するために整体をしていきます。

 

だからその腰の痛みの原因が脊柱管狭窄症なんでしょ?

だから脊柱管狭窄症を治さないと、この腰の痛みは治らないんでしょ?

多くの人がこう思っているんです。

 

でもね、ちがうんです。

見えている世界は人によってちがうんです。

 

それで、僕が僕の見方で整体をして、腰痛が改善するときがあります。

そのときに聞かれるんです。

 

「脊柱管狭窄症は誤診だったんですか?」

って。

 

それも、ちがいます。

 

それはお医者さんの見方であって、決して誤診ではありません。

 

そのときに症状が良くならなかったのは、もっと時間をかける必要があっただけかもしれません。

それが僕の整体で良くなったのは、一回に時間をかけて施術しているということだけかもしれません。

それだけのことだったのかもしれませんので、誤診とはいえません。

 

多くの人は、たった一つの正解があって、その正解のことをしていれば問題は起こらないと考えます。

特に体についてはそう思っている人が多いように感じます。

 

でも、どのように見るのかは人それぞれで、人の数だけ世界があるわけです。

どの人が会うのか、どの世界が合うのか。

 

そうして「合う考え方」に出会えるかどうかということになるのだと思います。