一般的に肩というと首の横の部分。
雪が降ったら積もるところが肩という認識ですよね。
肩ひも、肩掛けかばん、肩車など。
「肩こり」も、ここがツラいことをいいます。
医学的に肩というと、腕と肩甲骨が繋がっている部分。
肩幅の端っこあたりを肩関節といいます。
そして肩甲骨と鎖骨が前後で挟み込むようにして胴体に繋がっています。
この鎖骨と肩甲骨のことを上肢帯といいます。
一般的にいう肩、上肢帯のまわりには腕を動かすための大きな筋肉がたくさんあります。
肩こりになる筋肉も、この中に含まれています。
上肢帯がきれいに動いていたら何も問題ないのですが、姿勢の影響や運動不足などが原因で、上肢帯の動きが悪くなることがあります。
動いていないと、特定の筋肉だけに負担がかかり疲労します。
ずっと立ちっぱなしだと足が疲れますよね。
肩の筋肉に負担がかかり続けているのも、立ちっぱなしの足の筋肉と同じことなんです。
足が疲れたら座ればいいですが、頭・首を支えている肩の筋肉は
寝ないと休むことができません。
背骨の動きにくさによっては、寝てても負担がかかるかもしれません。
そこで肩こりは、この上肢帯がきれいに動くようにしてあげることが大事になります。
僕は肩まわりの筋肉を全てゆるめていきますが、
いままでそんなところ押してもらったことがない
とよく言われます。
これをやらないと、上肢帯の動きは良くならないし、肩こりの改善はないんだけどな、って思うのですが、世間ではそんな感じです。
ホントにね。肩こりで悩んでいる全ての人に、一回やってあげたいんですよね。