「写真を撮るときに『肩の高さを揃えてください』ってよく言われます」
これも肩こりの患者さんからよく聞く言葉です。
肩の高さが違う原因は、次の2つです。
- 背骨が歪んでいる
- 肩甲骨の位置が左右で違う
背骨が歪んでいる
まず背骨の歪みが原因の場合。
ほとんどの人が、土台となる骨盤が歪んで傾いているので背骨も歪みます。
大きくCのように歪んでいたり、Sのように歪んでいたりします。
体が傾いているので肩の動きは左右で違ってきますし、負担がかかりやすくなって肩こりの原因となります。
この場合、骨盤の歪みを整えて背骨を調整します。
肩甲骨の位置が左右で違う
肩甲骨とは、背中にある腕の土台となる骨です。
腕を動かすと、肩甲骨も同時に動きます。
体が傾いていると当然肩甲骨が左右で位置が違ってきます。
しかし、ただ傾いているだけではなく、肩甲骨そのものの動きが悪くなっている場合があります。
人によっては、全く動いていない場合もあるのです。
肩甲骨を動かすための筋肉が肩こりで辛い筋肉なので、肩こりと肩甲骨は切っても切れない関係です。
この肩甲骨をきちんと動くようにすると、あるべき位置に戻り左右が揃います。
複合的に関係している
背骨と肩甲骨を分けて説明しましたが、どちらかひとつだけが問題というこはあまりありません。
ほとんどが両方とも問題を起こしています。