膝(ひざ)の痛みでお悩みの方へ
水が溜まれば、水を抜き。
関節の潤滑油としてヒアルロン酸を注射する。
ひどくなれば外科手術。
膝の痛みに悩む多くの方がこのような治療をされています。
О脚・ガニ股は膝に負担がかかります
体を支える下半身の構造は大きく分けて次の四つです。
骨盤
太ももの骨
すねの骨
足首から先の「足」
膝の動きに大きく関係する「太もも」と「すね」のバランスは次のイラストのようなものです。
しかし人間の体の構造上、次のイラストのようにО脚や「ガニ股」のようなバランスになってしまいます。
こうなってしまうと、膝関節の内側の隙間がせまくなってしまい、半月板が潰れてしまったり、軟骨が削れてしまったりします。
膝に水が溜まるということ
軟骨が削れてしまうと炎症が起こってしまいます。
炎症とは体に起こっている火事だと思ってください。
炎症(火事)を消すために、体は消火活動を行います。
火を消すための水。それが膝に溜まる水なのです。
水が溜まると関節は膨張して曲がりにくくなります。
そのため、曲げようとすると痛みがでることもあります。
だから水を抜くのですが、消火活動のための水を抜くことがどういう結果を招くと思いますか?
水を抜くと、炎症という火事がいつまでも収束しないということになります。
膝に溜まった水を抜くということは、根本的な解決にはつながっていないということがおわかりいただけますでしょうか。
このケースの膝の痛みの根本治療とは?
全ての膝の痛みに該当するわけではありません。
しかし先述ようなケースであれば、下半身のバランスを直すことが
根本的な治療になります。
別に難しいことではありません。
骨盤のゆがみ・股関節・ひざ関節・足首・足首から先の「足」。
これらを正しい状態に整体するだけです。
長年かけて崩しているバランスですので、一発で治るわけではありませんが、いまのその状態はよりは回を重ねるごとに改善はみられるはずです。